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メタファー

 

伝え方っていろいろあると思うけど、

メタファーは効果的だ。

私には抜群に刺さる。

 

なんとなく考え事してるとき、

映画「ショーシャンクの空に」の

最後のシーンが思い出された。

 

脱獄を果たしたアンディに、

出所したレッドが会いに行くシーン。

 

青々とした空の下、

白い砂浜に打ち上げられた船を

アンディが磨いてるのが印象的。

 

すごく比喩的だなって思う。

あの船はまた水上を滑るかな?

 

会いに行く前に、

出所したけど社会に適応できない、

なんとも浦島太郎な老いぼれたレッドの、

似た状況で自殺したブルックス

重なるシーンを見た後だけに救われる。

 

希望を表現する方法は

いくらでもあると思うけど、

このラストシーンは美し過ぎて唸る。

 

波に煽られたり、座礁したり、

操縦士が舵を誤ったり、

浜に打ち上げられる理由は

いろいろあると思うし、

乗り捨てられることもあるけど、

そんなときに見捨てないでくれる人が

いてくれるって素敵だ。

 

海を走らなくても、

幸せな船だなって思う。

 

良い映画だよね。大好きだ。

今度また観よう。

 

 

 

 

忘れかけてた

長らく放ったらかしだったけど、

ゴールデンウィークが割と暇なので

つれづれなるままに再開してみる。

 

(気が向いた時に

前回のシェアハウス適格考の

続きを書いてみようと思うw)

 

今日、高校の同級生と、

同級生が出展してる作品展に顔を出した。

f:id:shokoelevetorb2:20170505011703j:image

 

美術部だった私たちは、

放課後の美術部でだらだらと

日が暮れるまで過ごした。

 

別に何もゴールはなくて、

誰が指揮するでもなくて、

絵を描いたり木を彫ったり

好き好きに制作をして、

あるいは何を制作するでもなく

作品集を眺めただけの日もあった。

 

そんな野放図でも、

彫刻刀持って無我夢中で

廃材の木片を彫るだけで充実してた。

 

つくるって楽しいんだよなぁ。

 

創作意欲はこんこんと

湧き始めたら止まらない。

 

輪郭とか質感とか、

木の上を滑る彫刻刀が出す音とか、

紙の匂いとか、全身で楽しい。

 

長く時間が経ってたことに

ようやく気付いてハッとするほどに

熱中した時間は、

ろくすっぽマスターピースを残してないけど、

良い時間だったなぁ。しみじみ。

 

つくるのが楽しいとか、

納得するまで打ち込みたいとか、

良くも悪くも自分の性分で、

たとえば今の仕事で

この性分は

タイムスケジュールを狂わすし

仕事に納得いかなくて悶々する。

 

この凝り性は、

高校のときにはもう目覚めていて、

最近はネガティヴにしか

目立ってなかった気がする。

 

だって仕事終わらないんだもん。

成果物に納得できないんだもん。

 

でも、この前、社員合宿で、

ライフラインチャートで

自己開示するワークをしたときに

凝り性を褒めてもらえたのは

実は内心結構嬉しくて。

 

いつか報われたらいいね。

 

 

ところで、

去年の夏になった適応障害とは

気付いたらおさらばしていて、

ところが最近耳鳴りしたり、

神経過敏気味だったりするので

油断大敵ですな。

 

なので、

頭の中をつどつど整理して、

映画とか音楽とか美術とか、

好きなもの没頭する時間を増やして

昇華しようと思う今日この頃。

 

目下の楽しみはcircle 2017なので

展覧会に行ったついでに

久し振りに今泉でお買い物して、

snow peakでチェア買った。

 f:id:shokoelevetorb2:20170505013428j:image

とりあえず、一旦ロフトに設置。

 

室内でも馴染むデザインなので

お出かけに持ち出さないときは

ロフトで活躍してもらう所存。

 

自宅でプチグランピング!いぇい!

 

みなさんよいゴールデンウィークをば。

 

 

スノーピーク(snow peak) ローチェアショート アイボリー LV-093IV

スノーピーク(snow peak) ローチェアショート アイボリー LV-093IV

 

 

 

シェアハウス適格考 Vol.1

 

東京に越してきて10日が経過。

 

東京での新生活はというと、

 

10月3日に転職先に入社して、

新宿だけどラッシュアワーで

圧死するような目にも遭わず、

なんなら席座れますけど何か?

っていうイージー出社。

 

同僚とも上司ともインターンの学生とも

さっそくに仲良くなって

今のところ順調・・・。

 

そして、シェアハウスの家に帰る。

 

我らがシェアハウス、

こっそり私がルー大柴と呼ぶその人こそ、

「人類史上最もシェアハウス不適合」。

 

私が越してきたその日に、

同じ日本人なんだけど

なぜか英語で話しかけてきた彼女を、

私が「ルー大柴」と

こっそり通称していることは

彼女の知るところではない。

 

何故か海外かぶれのルー大柴

 

彼女は海外生活の経験で

何を感化されたのか、

「ヴァイルスが怖いから、キッチンに三角コーナーなんて置きたくないワ」

「ディナー温めるからマイクロ使うワね」

「なんで日本人って"お疲れ様"って言うの?疲れに"様"なんて付けて、そ〜んなの理解できないから私はそんな言葉使わないワ」

「朝のトーキョーのチューブなんて酷く混んで、もうありえないワ」

「ガヴェッジが臭うワ」

ボイルドエッグ美味しいワ」

などとのたまいます。

 

広い世界を見てきた経験と

英国への憧れと愛を語る彼女は、

皮肉にも、誰よりも

自分と違う他者の価値観を

理解できないのであります。

 

日本なんて、と嘲笑するものの

誰よりも日本人的島国根性

 

夜勤のシェアハウスの住民の

ライフスタイルが

ルーの理解の範疇を越えてしまい、

その住民への当たりがキツすぎて

まさかの家出される始末。

 

 

ルー大柴は何故シェアハウスに

住もうと思ったのか。

 

 

ここの住民で一番早起きのルーさん。

 

夜10時以降は

「早く起きるんだから静かにして頂戴。」。

 

0時に、上の階の私が部屋で

ドジって少し物音を立てたら

「静かにしなさいよ!」と下から絶叫。

 

そんな彼女は、こともあろうに、

「人類史上最もシェアハウス不適合」が

一番住んではならない

リビング真横の部屋に住んでいる。

 

私たちがシャワーや洗濯機、

各々の部屋に行くためには

必ず通らねばならないリビング。

 

 

ルー大柴は何故シェアハウスに、

住もうと思ったのか。

 

 

さらには何故その部屋なのか。

 

 

先日、初めてハウスミーティング。

 

そこにいるだけのルー。

話し合いの和を乱すだけのルー。

 

ルーをやんわり黙らせ、

必要備品を翌日買って

後で清算しましょう、と閉幕。

 

一番頼れる住民が、

みんなから領収書を集めて

それぞれいくら出すのか集計してくれて、

 

それに対しまさかの

「何故私が一番高く出すの?

理解できないし、

自分が持ってるの使うから払わない。

その分差し引いて。」

という置き書きを残すルー。

 

 

は??????????

 

あなた一銭も

立て替えてませんから〜〜〜〜〜〜!!!

 

ねぇ!!!

算数教えようか?!?!

 

 

ちなみに、

バスで北上すれば15分ほどで着く

中野の駅そばの職場まで、

何故か毎朝丸ノ内線で東に向かい

わざわざ新宿に出て

中央線に乗り換えて西に向かう

OLのルー女史。

 

ここ杉並区ですよ!!!!!

 

ベクトルって知ってる?!?!

 

「8:30始業だから、

朝5:00に起きなきゃいけないの」

 

そんなに早く起きなくていいよ!!!

 

つか、埼玉神奈川から

東京に出勤してる人かよ!!!

 

 

 

ルー大柴は何故シェアハウスに
住もうと思ったのか。

 

 

ルー大柴は何故シェアハウスに

住もうと思ったのか。

 

 

ルー大柴は何故シェアハウスに
住もうと思ったのか。

 

 

とりあえず、経験から

シェアハウス検討中の人に物申すとすれば、

 

「住民は選べない」☜最重要pt

 

「妥協や我慢は避けては通れない」

「妥協や我慢をしない住民もいる」☜

 

「寛容じゃないと死ぬ」

「寛容じゃないのに死なない住民もいる」☜

 

「他者への思いやり必須」

「他者を思いやれない奴が一人勝ちすることがある」☜

 

「自分がされて嫌なことは他人にしない」

「自分がされて嫌なことを他人にする奴もいる」☜

 

 

 

怒りのボルテージがどこまで上がるか。

 

上がりきるとどうなるか。

 

ガンディーが助走をつけて殴るレベルの

アクシデントが日々起こるシェアハウス。

 

シェアハウス適格考、

Vol.2をお楽しみに〜〜〜!

離着陸

 

久方ぶり更新曲。

 

失業し行き場も無く彷徨える私でしたが、

転職先だか里親だか

貰い手が先月無事に決まりました。

 

入社だか進水式だか10月に控え、

東京砂漠だか大海だかで3ヶ月過ごすので、

準備だか充電だか忙しくしてました。

 

派遣やらバイトやら、

時間を切り売りだか量り売りだか、

1円でも稼ぐべくして奔走中。

 

転職先の支社立ち上げを年明けに控え、

明日は本社と同僚のお歴々と

オフィス候補地の内覧に同行できるので、

どきどきやらわくわくやらしてます。

 

明後日からまた上京前日まで

毎日バイトなので、

私はいつ荷造りするんでしょうかね?

 

 

なんでブログの更新が滞るかって、

時間の余裕があんまり無くて

映画とかアニメとか漫画とか

あまり楽しめてなかった分

何か書く気力やらネタやら無くて。

 

でも、ちょっと最近

取り戻してきたよ。

 

なんとなくトム・ハンクス

出てる映画観たいなと思って、

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

ターミナル

をとりあえず観た!

 

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

実話っていうのも面白いんだけど、

レオ様扮する主人公フランクって

結構アダルトチルドレンな感じで、

追い詰められても平気で逃げられるのに

行き場が無くなったときに

離婚した両親の残像を求めるし、

孤独を感じれば構ってちゃんで、

それを追う、トム・ハンクス扮するカールも、

それぞれ人間臭くて好き。

 

 

次はターミナル。

 

架空の国の架空の内紛で

パスポートが無効になって

たどり着いた空港から

出入国出来なくなった主人公、

トム・ハンクスが演じるビクター。

 

拙い英語、生真面目で不器用だけど

空港に住み、最後はようやく

目的地ニューヨークへ。

 

それまでの空港ライフが

可笑しくも愛おしい。

 

正月に台湾で空港泊したんだけど、

どう考えても、いくら評判良い空港でも、

ビクターみたいな体験は御免被りたい!

 

中途半端なトランジットで、

オランダ日帰り旅行して、

スキポール空港から

台湾桃園国際空港に着いて

次の便が翌朝だった。

 

事前に調べていて、

台湾桃園国際空港には旅客が使える

空港泊に最適な空間と

シャワールームがあるので気楽だった。

 

・・・はずなのに、

まさか出国ゲートを出てしまったら

使えないなんて思わなくて(泣)

 

ネットで見ていた、

シャワールームも空港泊空間も使えず。

 

ロビーの硬いベンチで寝ようとしたけど

結局一睡もできなんだよ。

 

ごはんが美味しかっただけまだましか。

 

ひとりで心細かったけど、

それはそれで面白かったから良し◎

 

次はいつ海外旅行できるんだろうか・・・。

 

飛行機乗るの好きだけど、

当面のフライトは福岡東京間だけ。

 

うう。つまらん。

 

とはいえ、快適な空の旅をば。

 

 

 

 

 

ターミナル (字幕版)

ターミナル (字幕版)

 

 

 

空洞です。

 

夕方に寝てしまって眠れなくなりました。

 

うぅ、日常茶飯事・・・。

 

起きしなに、園子温監督の「地獄でなぜ悪い」を鑑賞。

 

どう考えても悲劇なんだけど、まさかのヤクザのリアル殴り込みを映画に収めちゃおうっていう展開とか「んな、あほな!」的なストーリーと、騒々しい血みどろアクションシーンを観て苦笑いしながらも楽しみながら観る映画。

 

園子温作品はこれまで、「ヒミズ」と「愛のむきだし」も観たけど、どれも血飛沫祭り観て「イテテテテテテテ」って思いながらも観るのが楽しい。

 

別にスプラッタとかが好きなわけではないんだけど、園子温作品とかタランティーノ作品はもはや清々しい血飛沫祭りでついハマる。

 

そして、園子温監督の描く「絶望感」が結構好き。

 

愛のむきだし」でヨウコ(満島ひかり)が、コリントの信徒への手紙を暗唱するシーンの凄味。

http://youtu.be/EE5f9xUEqvE 

 

これは、映画観てなくても一見の価値あり。

 

そして、園子温作品にちょいちょい出てくる板尾創路ズルい〜。笑ってしまう〜。

 

 

愛のむきだし」の主題歌はゆらゆら帝国の「空洞です。」。

 

高校生の時から彼らの音楽が好きだったけど、2010年に解散・・・。

 

全国民がSMAPの、まるで糖尿病みたいにゆるやかな自殺の一部始終を見ているような今日この頃だけど、ゆらゆら帝国の爪の垢を煎じて飲んでほしい。

http://www.yurayurateikoku.com/kaisan.html

 

ゆらゆら帝国の解散する様は、ファンとして寂しいけどなんだか満ち満ちていて、カッコ良い散り際だと思ってる。

 

帰るまでが遠足、じゃないけど、解散までがパフォーマンスであってほしいのにね。

 

ゆらゆら帝国とかYMOみたいなかっこよく終わるのはもう無理だろうな。

 

どういう風に収束するんでしょうね。ふふ。

 

 

ぼくの心をあなたは奪い去った

俺は空洞 でかい空洞

全て残らずあなたは奪い去った

 

俺は空洞 面白い

バカな子どもがふざけて駆け抜ける

俺は空洞 でかい空洞

いいよ くぐりぬけてみな 穴の中

どうぞ 空洞

なぜか町には大事なものがない

それはムード 甘いムード

意味を求めて無意味なものがない

それはムード とろけそうな

入り組んだ路地であなたに出会いたい

それはムード 甘いムード

誰か 味見してみな 踊りたい

さあどうぞ ムード

ぼくの心をあなたは奪い去った

俺は空洞 でかい空洞

全て残らずあなたは奪い去った

俺は空洞 面白い

バカな子どもがふざけて駆け抜ける

俺は空洞 でかい空洞

いいよ くぐりぬけてみな 穴の中

さあどうぞ 空洞

空洞

空洞

空洞

空洞

 

作詞:坂本慎太郎

 

 

地獄でなぜ悪い

地獄でなぜ悪い

 

 

 

ヒミズ

ヒミズ

 

 

 

愛のむきだし [DVD]

愛のむきだし [DVD]

 

 

 

空洞です

空洞です

 

 

 

 

明朝体

 

盆jour でした。

 

実家に帰るでも無く、いかにも盂蘭盆会的なことは今年も特にせず。

 

でも、昨晩は大学のゼミの現役生とOBOGと、他大学のゼミの親しい人や関わりのあるオトナたちも交えて納涼会があったので行ってきた!

 

なんとなく「ここにいていいんだ」感がある大学のゼミがやっぱり居心地いいですな。

 

納涼会のとき自己紹介で「社会不適合担当です」とか言ってしまったけど、適応障害も随分と落ち着いたので、進水式が早く出来ればいいなってところだす。

 

 

最近、前やってたバイト先に転職活動中の繋ぎとしてお世話になっていて、久しぶりに時間を切り売りしながら働くということを再開中。

 

業務が簡単過ぎて退屈しているけど、それでもどっぷり疲れる事もあって、最近このブログの更新も遅れ気味。

 

でも、時間を見つけて本読んだり映画観たりアニメ観たり漫画読んだり。

 

庵野秀明シン・ゴジラが話題だし、Amazonプライムで観れたので今更ながらエヴァンゲリオンのシリーズ1鑑賞。

 

各エピソードのタイトルの明朝体タイポグラフィ見て、「んんっ?これって?」と思ったんだけど、あれって市川崑映画のオマージュなのね。

 

エヴァンゲリオン自体はまだまだビギナーなので深くは語らないけど、やっぱり風の谷のナウシカ巨神兵が脳裏に過ぎった。

 

エヴァも、これからポレポレとディグりたい。

 

んで、市川崑映画をちゃんと観ようと思って、とりあえず10年ぶりくらいに「犬神家の一族(1976年ver)」観た。

 

佐清(静馬)のゴムマスクや湖に刺さる遺体なんかは画が強烈なので断片的に覚えていたけど、中学の頃に観てもよくわからなかったので、改めて。

 

やっぱり、OPの明朝体タイポグラフィ、とてもかっこよい。

 

終戦、復員、アヘン、財閥、鬱屈とした背景、一枚の遺言状、ズタズタにされる犬神家。

 

そんなドドメ色の連続殺人事件で、飄々とした金田一耕助がゆるっと解決の糸口を見つけるのがなんとも可笑しい。

 

そして、佐清と珠世の愛を信じていられれば大勢の死者なんて出さずに済んだのに。

 

金田一シリーズ面白いので、とりあえず次は八つ墓村悪魔の手毬唄あたりを攻めようかな。

 

 

使徒、襲来

使徒、襲来

 

 

 

犬神家の一族(1976)

犬神家の一族(1976)

 

 

 

 

 

ややスパイスに不足?欠如はパプリカ?

 

夜か朝かわからんこの時間。

 

眠れないときに時折思い出す、小さい頃のちょっとした幻想。

 

両親のいないだだっ広い寝室で、暗闇の中虚空を見つめてたら毎晩現れる、あれはイワシの大群みたいなもの。

 

小さな粒が塊になってゆるやかに、散っては集まり流れた。

 

それを見て何を感じるでもなく眺めて、いつの間にか寝入った。

 

幻想なのか夢なのか、今でもわからん。

 

 

今日は、amazonプライムで4年ぶりくらいに映画「パプリカ」を観た!

 

監督 今敏 × 原作 筒井康隆

音楽は平沢進

最高かよ・・・。

 

敦子の二面性(パプリカ/敦子)、自分の見る夢と他者の見る夢、夢と現実、フラグを回収しながらその隙間を往き来する、恍惚ドーピングアニメ映画。

 

1.マッドサイエンティスト時田が発明した「DCミニ」は人の夢を覗いて入り込むことができる装置。アクセス制限が不十分な未完成品。

2.パプリカは敦子の変身願望が産んだ別人格のサイコセラピスト。

3.何者かにDCミニを盗まれて悪用され、他人の夢に不正に介入するテロが起きてしまう。

4.時田の才能に嫉妬していた同僚 氷室に容疑がかかる。

5.氷室は白で、むしろ被害者だった。

 

じゃあ黒幕は誰?っていう流れ。

 

 

パプリカは敦子だけど敦子じゃない。

敦子はパプリカだけどパプリカじゃない。

 

敦子自身に欠けてるもので出来ているパプリカ。

 

敦子:クールビューティ、頭脳明晰、感情がフラット、頭でっかち、頑固

パプリカ:おてんば、利発、表情豊か、柔軟、自分に正直

 

敦子が子どものまま大人になったようなマッドサイエンティストの同僚 時田のことを好きだったのは、彼が天才だからではない。

 

なのに、黒幕の下僕だった小山内は、敦子に片想いをしていて、それも自分は敦子に振り向いてもらえない、敦子にふさわしい相手でないと思い込み、勝手に時田に嫉妬心を抱いている。

 

小山内は勝手に想いをこじらせて、夢の中で敦子の身動きを封じ、理性を失って敦子の身体を奪おうとする(見方によっては奪っている)。

 

そこから敦子/パプリカを救って連れ出す粉川刑事は、パプリカに対して断固として「映画が嫌いだ」なんて言い張っていた。

 

でも、本心は嫌いなのではなくて、共に刑事モノの映画を自主制作し、共に映画を作っていこうと誓った親友と、その夢を叶えられないままで、親友に先立たれた過去を胸に秘めトラウマになっていた。

 

その親友に、夢の中で「気にすることなかったんだぜ。俺たちの映画を地でいったんだ、お前は。嘘から出たまことじゃないか。大事にしろよ。」と言われる。

 

自分は凡才であいつが天才だから叶わないのだ、と時田に嫉妬していた小山内に、「気にすることなかったんだぜ。」と言ってやりたくなるんだぜ。

 

終盤に、現実が夢と入り混じって破壊される街でパプリカに挑発されて、敦子は世界を救うことより、(敦子本人もそれまでちゃんと自分の愛情を認めてきれていなかったけど)愛する人を優先してしまう。

 

パプリカは黒幕のもとへ、敦子は時田のもとへとそれぞれの方向に分かれてしまうけど、そのときこそ敦子がパプリカと少し重なった瞬間。

 

セラピーされたのは他でもない敦子自身なのだ。

 

だからこそ、終始、パプリカと敦子のやりとりから目が離せない。

 

夢とは、現実世界で抱く願望と、忘れられないツラい記憶の集積したものなんだ。

 

敦子のオクテな乙女心、粉川刑事の親友へのリグレット、小山内の嫉妬心・・・。

 

この映画で描かれる「夢」の「幻想っぽさ」が緻密に丁寧にガチャガチャと描かれてる。

 

そこに平沢進の音楽。

 

見て聴いて考えて楽しい映画ですな。

 

 

唐突だけど、「夢」って言葉、英語の「dream」もだけど不思議じゃない???

 

夢=目標とかdream=goalとか

同義のように使われるやん?

 

なら、夢⇔現実で、dream⇔real?????

 

でも、寝ていて見るのも、目標も「夢」で、「dream」でしょ?

 

でも、寝ていて見るものを「目標」とか「goal」とは言わんやん???

 

「目標」「goal」の対義語は「現実」「real」だとしたら夢も希望もない。

 

ただ、「目標」を「夢」に置き換えると、実現しなさそうな感じになるなーって私は思うんだけど。

 

とはいえ、こういう、違う言語なのにこんなにも似るんだもの、「あぁ、人類みな同じこと思ってきたのかな」って思うよね。

 

たとえば、もし仮に「結婚」の概念を一切知らない人に「結婚」をどう説明する?

 

そのとき私は説明の仕方に自信持てないんだけど、説明するまでもなく、どこにでも「結婚」っていう考え方が存在するの不思議じゃない?

 

不思議だよね。

 

とか、こんな、考えても仕方ないようなことを考えてたら、ほらご覧、窓の外が明るくなってたよ(真顔)

 

寝ても夢見ない私だけど、そろそろ夢でも見に行こうか。

 

ややスパイスに不足?

欠如はパプリカ?

 

パプリカ面白いからみんな観てけろー。

 

パプリカ

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パプリカ (新潮文庫)

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